カルタゴ  karthago ….想い、、あるいは、、、、、幻覚、、、めくるめくげんかくざい

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以前は、、、大分前の以前は、、、テレビが、、、どころか PC がまだ世界を支配していなかったその時代は、映画が日常に密着していた頃はよく映画を見に行った、今でも”洋画”と言われているのかどうか、、、兎に角、アメリ映画、洋画は別世界と接する事のできる少ない時代の憧れと夢に近づく一つの機会であった。

当時は世界史、特にローマ時代の壮大、雄大な背景に雄々しい英雄が活躍する映画が多かった。  それは私にとってまさに別世界であった。                                    環境、すべての環境、、、会話、マナー、モード、建造物、景色、まず空間の大きさが,荒唐無稽とまでに言える程に,途方もなく強大な次元が有無を言わさず私を捉えた。。。

最近、ハンブルグの Kunst Halle で、この絵に出逢った時、何とも形容しがたく、嬉しかった、この上もなく懐かしく嬉しかった、素直に初々しく嬉しかった。。。嬉しい事とは、こういう事なのかと、自分自身、訳が分からず幸せな気持ちに満たされた。。。まるで誠実な、想いに満たされた時の流れ、に再会した様だった、、、、或は、、、幻覚。。。。。エジプト アレキサンドリア港を思い出させる何かが漂っていた      。

カルタゴは、現在のチェニジアに位置し、ギリシャ、ローマ時代、前3世紀頃から海運と商業で栄えた古代都市、ヨーロッパの歴史が何時もそうである様に、ローマ帝国の成立と共に前2世紀頃からローマ帝国に支配されローマ帝国滅亡と共に滅びていった。                              カルタゴの全盛期には、スペインの海岸沿い、シシリー島、エジプト沿岸を支配した、、、という

上の絵は遠いいにしえのカルタゴを舞台とした言い伝え、エネスとディドが描かれている。       1600-1682の画家によって描かれた。

最近は歴史、特に古代を扱った歴史映画が殆どない、、、私は、、、と思う、、、のでこの絵の前に立った時とても懐かしく嬉しくワクワクした。

なにかが、海の彼方に天水彷彿として揺れるけはいを見た。。。。。。。。。。めくるめく幻覚剤

Hamburg  Kunst Halle にて撮影

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