ドイツ人の血の中にある、ドイツ中世の市と市を守る門とぐるりと市を囲む防壁。

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21世紀。。。観光と実用を兼ねた風車

ドイツの歴史ある都市を旅行し、まず 見学 させられる 場所は、由緒ある古い市庁舎の建物とその市の古色蒼然としたいかめしく戦闘準備全て揃った門とその市を守る壁である。 ドイツに生活して間もない頃の私は、驚いた。

ドイツの市の誕生の歴史を紐解けば、宗教(キリスト教)、領主、民衆の中世封建社会の中で(宗教が三角形の頂上に位置し次が領主、そして底辺は民衆)搾取されていた底辺の民衆が、11世紀頃からの商業の発展に伴い経済的に力を得、同様に発言権も増し、民衆の自らの生活指針、方針を打ち立て、宗教、領主からの圧迫に対応する機構として民衆の代表としの市が誕生した。。。これは言ってみれば、民主主義の最初の芽生えだ。。。。。と感動した。。。そして現代のドツ人が自己の権利、意見をまくしたて始めると何故か中世都市の市の門、壁が私の目の前をよぎる。。。。。

下の写真は中世の町をぐるりと囲む市の幾つかある中の一つの門。         市の門は、「日没」に閉められたので、中世の旅人は日没までに門の中に入るという事は時には生死にかかわる問題だったという事だ。。。そ市門の外に時々修道院があり、旅人は、一夜と安全をかろうじて得る事ができたそうだ。。。それ程中世の世界は物騒だったという事がうかがえる。

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