唐草模様  唐草模様のロマン、、、シルクロード

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唐草模様の風呂敷を利用した畳の部屋のインテリア

子供の頃、私が子供の頃は暖房と言えば炬燵か火鉢であった。その火鉢も大中小の3種類あり使用目的、部屋の大きさにより異なっていた。茶碗の様に、火鉢の模様も様々で中国風な景色を描いてあるもの、日本風なもの、幾何学模様、唐草模様と変化に富んでいて楽しかった。

そういった物は瀬戸物屋さんに置いてあり、どういう訳か、私は瀬戸物屋さんに入ってご飯茶碗、茶器、箸置きを見たり、そして、その火鉢等をなんとはなしに見る事が好きだった、、、想い出してみれば、店の人も不思議に思っただったろう。。。。。

火鉢が置いてある時期は勿論の事冬でその店の空気が瀬戸物の様にツルンとして瀬戸物の肌のように冷たかった事が今でも思い出され、冷たさがジンワリと伝わって来る様だ。       数ある茶碗の模様の中に唐草模様もあった。

それで、火鉢も、たまには、、、そう頻繁ではないが壊れる、端が欠けたりする事があり、母は瀬戸物屋さんで2,3気に入った火鉢を配達させて部屋に合うかどうかを吟味していた。当時、大きな瀬戸物の火鉢をどうやって運んで来たのか今考えてみれば不思議だ、現代の様にライトバンなんていうものはなかった時代に

冬の夜、炬燵にあたりながら、母は子供達が寝る前に色々な話を、、、私と兄に、、、妹は私より6年下だった、、、色々な話をした。その中にシルクロードの話が印象的で今でも記憶に鮮明に残っているというよりは、克明に残っている。遠いペルシャの国からはるばるラクダに揺られ様々のものが中国の砂漠を渡り海を越えシルクロードの終点である日本に伝わってきた、この話は今現在尚私を感動させる。

正倉院御物の青い花瓶の美しいトルコブルーと唐草模様は私にとりシルクロードのロマンそのものである。

唐草模様の由来は、ギリシャ神殿の柱の模様が原形とされ、日本には奈良時代に渡来した。

 

 

 

 

 

 

 

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