宇宙からの訪問。。。エイリアンと美術館Kunstpalastへ

DSC_3322聖セバスチャン

DSC_3318

新年の来客と共に、私の家から程遠くないKuntpalast美術館へ。

聖セバスチャンはローマ時代のキリスト教の殉教者。              イタリア、ローマは現在はヴァティカンが世界のカトリックの中心となっている所だが,セバァスチアンの時代にはキリスト教信者は迫害されていた。

彼は228年にキリスト教に帰依した(廉)かどで処刑された。         まずこの絵のように矢で射られ、息絶えたと判断され遺棄されたが、近親者がまだ息の絶えていない事に気ずき手厚い看護の結果生き返ったのだが、再び自ら皇帝の前に出て:{私は死んではいない、そして今も尚キリスト教だ}と勇敢にも宣言した、そして再び捕らえられ処刑された、、、

まだローマ皇帝から認められていなかった初期キリスト教が受けた圧迫、拷問の歴史に触れると、まずそのオドロオドロした数々の話にゾッとし、日本人の到底持ち合わせていない血なまぐさに、基本的に違う残酷さに民族の違いを感じるが、、、それも良く考えてみれば、単に「慣れ」の問題が大きな尺度になっているのかも知れないと最近思う様になった。どういう手段が耐え難い「残酷」と感じさせるのかは結局のところ、つまるところ、残酷は残酷であるけれども、そこに大いに慣れの問題が絡んでいるのではないかと思うようになった。

それにしても、異教者の私、そして信仰という問題に対して確かな信念を持っていない、一日本人の感想として、そこまでの命をかけての信仰とは何なんだろうと考えてしまう。

久し振りに宇宙人とそんな事をおしゃべりをし、暖かい新年ではあったが、美術館を出ると既に冬のしっとりとした闇と寒さに襲われ、その冷気に驚き、尚更に暖かく満ち足りた想いでラインの流れに沿い家路についた。。。心温まる静かな新年の始まりであった。。。宇宙人の地球語も素晴らしかった。

コメントを残す