Rhabarberラバーバ それは春の到来          

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これはラバーバ、日本では ルバーブ と呼ばれている様だ。
野菜の範疇に入るという事だが、普通ラバーとバいえば、デザートとして食後にお目見えする。

酸っぱさに於いて右にも左にも出るものはなし、その酸っぱさは異常、容赦なく、徹底して、妥協を許さず、限りなく酸っぱい事にのみ尽くしている、、、といった限度を極めない酸っぱさ、、、です。
それでどうしてデザートにできるのかという疑問が当然の事ながら浮上、、、どうするのでしょうかと言えば、、、、、、、、、、、一度湯がいて、砂糖を思いっきり沢山、卒倒する程入れて、それでも酸っぱいので、生クリームや牛乳と一緒にどうにかこうにかした努力の末にとても嬉しい事にとーっても美味しく頂く。
私は良く湯がき、薄めてジャムにして朝食やアイスクリームに添えて利用する。
ジャムの他ラバーバのジュース等も市販されている、ケーキにもラバーバトルテとして洋菓子屋さんで、或はパン屋さんで 春になるとラバーバクーヘン と名うってSchnittkuchenシュニットクーヘンの一種としてButterkuchenブッタークーヘンやSchtreuselkuchenシュトロイゼルクーヘン等と店頭に並んでいる。

Schnittkuchenシュニットクーヘンはオーブンの鉄板で焼くケーキで、洋菓子店で売っている円型のTorteトルテ とは違いお手軽でおやつ的なケーキでお値段も廉価、長方形に切って売るので直訳 「切るケーキ」 Schnittkuchen と名づけられている。

やはり肉食から来る食生活では、こういった酸っぱい味が自然に生理的に求められるような気がする。
酸っぱい食品としてドイツを代表???する一つとしてザウアークラウト、胡瓜の酢漬けがあるが、これも結構酸っぱい、、、豚肉料理等にザウワ―クラウトも一緒に入れ温めて食卓に出されるが脂ののった肉料理にはよく合う、、、ドイツ的に美味しい。

私は生姜の千切り、醤油、あればレモンの皮の千切りなど混ぜて、日本的にし、古漬的、、、チョット古古古漬と言いたくなるが、、、にして、あと軽く一善ご飯、、、という時に結構ご飯と相性が良く美味しい。

私はドイツ的な豚肉料理をする事は稀なので、1袋を全部日本的にアレンジして冷蔵庫に入れておくと結構便利で日本の漬物の代わりになる。
それで酢漬の胡瓜だが、私には酸っぱ過ぎ一切食卓に乗せた事はなく従って息子は酢漬けの胡瓜の味を知らなかったのだが、それにドイツ人である夫からのリクエストもなかったので、、、、、ある日、確か4-5歳の頃、幼稚園の友達の家で初めて口にして異常な反応、、、1瓶平らげもっと欲しいと要求した、、、その平らげ様も、まるで堰を切った様にアッと言う間もなく、、、と友達の母親が事の顛末を驚いて私に報告した。
この時私は 血 というものを愕然としてまざまざと体験した。
息子には父親のドイツの血が流れているのだ、、、と改めて自然の摂理というものの深淵さを感じた。

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