ハンザシュタット ハンブルグでの小休暇 半世紀前のドイツ語の響き

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私はおよそ半世紀前に初めてドイツ語という言語に接した。
それは足早に、逃げるように過ぎ去る北欧の秋の早朝に霧に包まれて響いていた。

Guten Morgen

しっとりとして冷たい雲にすっぽりと包まれた濃い灰銀色の朝の空気の中に重く軽くじんわりと響き沈んでいった、そして私の北欧の生活が動き始めた。                      

その昔私のドイツ語の手引きをしたモニカに会いに、、、。

ハンザ同盟都市ハンブルグ中央駅  1906年から導入されている自動車ナンバープレート      H Hハンザ同盟都市ハンブルグ 

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誇り高きハンザ同盟都市、、、21世紀の現在も尚 H-Hanburg ハンザ同盟都市ハンブルグ、 HBハンザ同盟都市ブレーメン                      HLハンサ同盟都市リゥーベック

写真はハンブルグ中央駅

チェコの水源から中ヨーロッパを流れ北海へ流れこむエルベ河

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 エルベ河は全長1094km 14日をかけて水源のチェコからドイツ ハンブルグ港 北海へ果てる。

(その内チェコ、ドイツ国境からドイツ国内586kmを流れ北海まで8日間を要する) 

因みにライン河は全長1233Km スイスを源としオーストリア、リヒテンシュタイン、ドイツ、フランス、オランダを流れ同様に北海に流れ込む。      

永久に魅了されるもの、、、河の流れ。  河の意志 と エルベ河の渡し舟 

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小川、せせらぎ 川 河 そして海、これ程魅了されるものがあるだろうか。                              様々な野生動物の住みか森を林を草原を古い石畳の溜息が籠っている古都を、嫉妬、幸せ、妬み、幻影、幻滅、幸運の渦巻く都会を、ひなびた町を、殺伐とした工場地帯を、うら寂しい片田舎を、老若男女の散歩道を、子供達の歓声が風にこだまする公園を、ささやかなる願い事で一杯の平凡な小市民の町々をそして中世の騎士の如く真夜中に疾走する車を、そんなもの全てが、うねり、くねり、反転し、逆流し屈折しいつしか海に流れ込み、ことごとく抱擁し受け入れ飲み込む大海に果てる、えたいの知れない自然の力と威厳と底知れない恐怖と戦慄を抱かせる海に、自然と生きとし生けるもののドラマと共に河はその源に帰る。地球の歴史と共に流れ続けた、そして流れる、倦まず弛まず流れ、流れ続ける川、河そして海、仮面の後ろの絵巻物、豪華絢爛な錦絵を繰り広げ流れ続ける。

河の流れは自然の意志であり、落差などでは決してないと私は信じている、、、そう私には感じられる。

ハンブルグ エルベ港の未完成交響曲・・・未完成公狂曲コンサートホール。。。誰一人として見当のつかない完成費 と完成日

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何度も何度も私の頭の中で渦のように響く声、、、これが河なのか、そうこれが河なのだ、川ではなく河なのだ、その威風堂々とした落ち着きと自信。歴史、この河が辿った、つちかった、形成した歴史の重厚さが伝わってくる。

色々な意味で今やエルベ港の花形となった  ???何時まで?未完成交響狂曲コンサートホール???  は右の美しい赤い指揮棒? に守られた、エメラルド色の未完成建築物。

ギリシャの空気の様に限りなく明るく澄んでいる彼の目は素晴らしい。そして私の寿司も勿論素晴らしい味だった。

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末の息子がチューリッヒから久し振りに帰郷したので、、、
ワインは 2013年 イタリー  Cavi 白      

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この不細工な切れ味、、、でも彼はいつも全身全霊を込めて仕事をする、与えられた仕事を、、、日本語にするとチョッとキザになるが、、、与えられた仕事を愛しているギリシャ人のオジサン。

鮭、イカ、白身魚の頬の身、小魚