2月最後の金曜ドイツ体験は            第2次大戦空爆避難所の見学

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防空壕、、、壕ではなく避難所なのです。
天井の厚さ約 3メーター 壁の厚さ 1.5メーター 3階建て地上20メートルの高楼勿論頑丈な地下室の基礎の上に建てられた、我ここにありと威風堂々と誇りをもって空中にそびえるビルディング、、、空爆避難所。
私が1966年にドイツ生活を始めた頃は、至る所と言っても大袈裟ではない程、空爆避難所を目にした。
戦後、連合戦勝国がただちに取り去る事を指示したが、戦後の住宅難から避難所を仮の住み処としなければならない引き上げ者等の問題から、又その後間もなく東西冷戦の問題が浮上し、再利用という考えから徹底した取り除きがされないままだったが、その問題も時世に合わなくなったのか、気がついてみると、いつの間にやら殆どお目にかからない存在となっていた。

現在、記念建造物指定になった歴史の証言は主に郊外で稀にお目にかかる事ができる。

写真はその中の1室。
ベット数としては6人だが、8人はこの1室に避難し空爆終了サイレンを不安と恐怖の中で安全に家路につける事を、ただただ ひたすら祈っていた。
重要書類、どうしても失いたくない思い出の品、簡易コンロ、食器、共同お手洗いは勿論備え付けてあたが子供用に尿瓶などを8人が持ち込むので足の踏み場もなかったようだ。

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