ステンドグラスと演出

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ゴシック教会の美しさと演出。
天国を信じていた中世の人々にとって、教会はそのパンフレットの役割を果たしていたのだろう。
上に上へと舞い上がり立ちのぼるステンドクラスの色彩と構成は、正に見ている者にまるで羽衣を纏って天国へ飛び立つような錯覚を与える、、、、、。
かと思うと、イヤに現実的なステンドグラスも登場する。
現世的といってこれ以上の言葉を知らないビール、焼酎、生ハム、黒パン、豚頭料理、、、食欲そのものと喜びが飾ることなく、そして陽気に思うがまま溢れる程に表現された「故郷ヴェストファーレンの最後の晩餐」 キリストと12人の使徒が現世的な喜び食欲を堪能している。
私達はどういう訳か深く安堵し、現実次元に舞い戻った。

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